あけおめことよろです。
-----------------------
アニメの話。
◎「東京24区」
敵っぽいやつが出てきて話が動いたけど特に哲学とか見えないのでまだよくわからず。毎話説明くさいというか、妙なテンポの悪さがあるんだよな。あんま面白い方向に着地しない気配があるがはたして……?
◎「進撃の巨人 Final Season」
作画良くて迫力ある。さすがに分割しただけあるな。あとは地ならしが見どころなので楽しみ。
◎「鬼滅の刃 遊郭編」
作画すごすぎる。こんなん見せられたらもう並大抵のバトルアニメでは満足できなくなっちゃうよ。
なんだかんだ全然アニメ見てないや。「その着せ替え人形は恋をする」はクオリティ高いらしいけどマンガあるならマンガ読むしなー。「明日ちゃんのセーラー服」もクオリティ高いらしいがハイパーフェチ向けの無であることは知ってるし。評判良いらしい「平家物語」くらいかな、あとで見そうなのは。
-----------------------
音楽の話。
音楽的には無寄りの月だった。
-----------------------
読書の話。
6点 佐藤究「サージウスの死神」(講談社文庫)
「テスカトリポカ」「QJKJQ」の作者のギャンブル×幻想小説みたいなの。「この小説には何かがある」と思わせる迫力は確かにあるのだが、しかしあまりにもプロット的な盛り上がりがなさすぎた。一人の男が破滅に向かって落ちていく様をただ延々と読み続けるみたいな。
6点 小林湖底「少女願うに、この世界は壊すべき ~桃源郷崩落~」(電撃文庫)
めちゃめちゃに設定盛り込んだSF要素のあるファンタジー。ラノベ離れした筆力は感じるが、ちょっと盛りすぎててさすがに消化不良だった。
8点 村上世彰「生涯投資家」(文春文庫)
ライブドア事件で話題となった村上ファンドの村上氏による自伝的な本。語り口は論理的だし、考え方も非常に首尾一貫していてわかりやすい。歴史的大事件の資料としても参考になる。もちろん全部鵜呑みにするわけではないが、婚姻数という絶対的な要因を抜きにして経済活動のみで生産性向上による日本再生を目指すなら彼のような考え方は不可欠だろうなと感じた。
8点 佐藤究「ANK:a mirroring ape」(講談社文庫)
チンパンジー研究によって人類の進化の秘密を解き明かそうとする主人公、だが事故によって京都全体を暴動に巻き込む恐るべき事態に発展してしまう……という現代を舞台にしたSF小説。文字にしたときの荒唐無稽さとは裏腹に、SF設定にはしっかりとした説得力がある。それが登場人物たちのトラウマと絡み合い、この小説の一面としてのパニックホラー要素の完成度を高めている。「テスカトリポカ」に劣らない傑作。
4冊。佐藤究はマジですごいな。サージウス以外は読んでおいて損はない作家。
-----------------------
Q.放送はいつ始まるんですか??? A.ちょっと部屋の掃除で忙しくて……一旦6年分のゴミを捨ててからかと……。
◇
Today's Tune
Vaundy「裸の勇者」