だらだらブログ

なんかゴミです。

【だら草001】なぜネオブランドに《むかしむかし》が入らないのか?

 

 毎日ブログを書き続けたことってそういえばなかったな、と思う。

 マジックの大会記録を載せていたdiarynoteのだらだらMTGでも、書くことがないときは更新していなかった。その意味で、ブログをメディアとして活用していた経歴は長いけれど、本来の意味での「日記」として運用したことは実はなかったことに気づく。

 きっかけは些細なことだった。忘年会の折、長年の友人であるところのらっしゅに「最近サボってない?」と投げかけられたのだ。そのときは「ええ~そんなことはないでしょ笑」と返したものの、あとになって思い返してみると「確かにサボってるかもな……」と感じたのである。

 そういうわけで、2020年からは日記を付けてみることにした。サボってるということは、負荷がかかっていないということだ。言葉は使っていないとどんどん錆びていく。カバレージも、ずっと同じことをやっていると飽きてくる。そう思って意図的に負荷をかけることにしたわけである。つまりこれは、他人に「最近サボってない?」と唐突に投げてみると反動として世に出るコンテンツが増えるかもしれないというライフハックでもある。ただし親しい間柄でないと、場の空気を悪くして終わるだけかもしれないが。

 このシリーズ、「だらだら徒然草」のテーマは「できれば30分以内で書く (ちなみに現状この行に至るまで15分程度かかっているので到底無理) 」「基本的に編集はしない」「飽きたらやめる」である。

 長期間失踪したときのため、あらかじめ「絶対三日坊主になる自信はある」と言っておく。何なら2日目があるかどうかすらわからない。ただ日記の書き始めというのはやる気に満ち溢れていなければならない。そうして初日にはやる気に満ち溢れていたはずの日記がいつの間にか更新を停止している、その侘び寂びを感じてもらうためのつまりは様式美として、ここまでの段落は存在している。

            ◇

 というわけで表題の話である。

 第一回目からニッチが過ぎると思われるかもしれないし、これがテンプレートになるかはわからないが、今のところ「書ける」「書きたい」と思った一つの疑問について考えてみる、というのが形式として定着しそうな予感がしている。「問」と「答」というのは私が記事を書く際に意識していることの一つだが、これについてはいずれ語る機会があるだろうから今は語らない。

 ともあれ本題に入ると、ネオブランドの話である (ステューピッド・グリショールという呼称を使用したかったが、ネオブランドとして定着してしまったので検索性のため諦めている)。ネオブランドというデッキの成立経緯については私の記事 (有料記事)を参照してもらうとして、私が最近使用しているリストでは《むかしむかし》を1枚も採用していない。

 それはなぜかというと、一言で言って「リターンが小さい上にリスクが大きすぎるから」である。

 《むかしむかし》というカードは初手にあれば手札の抽選権が得られるという、言ってしまえば宝くじである。ただ当たりの内容や確率はデッキ構成によって変わってくる。感染が使う《むかしむかし》は初動を引き当てるのが一番の当たりだが、それでなくても《墨蛾の生息地》など、ジャイグロ系以外のすべてのカードが手札に入れられる。エルドラージトロンが使うそれについては、《エルドラージの寺院》や足りないウルザ土地を見つけるのが一番良いが、《難題の予見者》でも構わない。

 だがネオブランドにおける《むかしむかし》は事情が少々異なる。まず土地の枚数が圧倒的に少ない。13~15枚しか土地が入っていないと、「欲しいものは見つけられなかったが最低限土地には変わる」という《むかしむかし》が持つ最低保証機能すら怪しくなってくる。加えて当たりも《アロサウルス乗り》のみと圧倒的に少ない。

 もちろん他のカードではできないことをしていることは間違いない。だがこのデッキは、「手札に緑のカードが一定枚数確保されている」ということそのものにも価値があるデッキなのである。つまり《むかしむかし》をスカしてしまうリスクは、他のデッキにおいてのスカとはレベルが違うリスクなのだ。

 そうしたリスクを負うくらいなら、緑のカードではないものの確実に何らかのカードと交換される《血清の幻視》の方が格段に良い。それが100マッチほど《むかしむかし》入りのネオブランドを回して得られた、私の結論である。

Q. なぜネオブランドに《むかしむかし》が入らないのか?

A. リターンが小さい上にリスクが大きすぎるから。

            ◇

 Today's tune

 TRICERATOPS「2020」

https://music.apple.com/jp/album/2020-single/199137825