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【だら草016】『テーロス還魂記』がモダンに与える影響とは?

 

 『テーロス還魂記』がマジック・オンラインで使用可能となった。パイオニアでの話は他での連載に譲るとして、ここではモダンにどのような影響を与えるかについて考えていこう。

 まずカードリストを見渡して、モダンでの使用可能性があるカードについて列挙しておく。

・《アゴナスの雄牛》は発掘にほぼ確定で入る。
・《圧倒的洞察》は呪禁オーラを3色にするかもしれない。
・《太陽冠のヘリオッド》と《歩行バリスタ》とのコンボを組み込んだ鱗親和が組めるかもしれない。
・《タッサの神託者》はアドグレイスのフィニッシャーとなったり、新たなアーキタイプを生み出すかもしれない。
・《死の国からの脱出》は《研磨基地》《モックス・アンバー》との組み合わせで新たなアーキタイプを生み出すかもしれない。
・《嵐の伝令》は新たなアーキタイプを生み出すかもしれない。
・《狼柳の安息所》は緑信心に入るかもしれない。
・(01/17追記) 《イリーシア木立のドライアド》は《召喚士の契約》でサーチできる《虹色の前兆》なので、ヴァラクート系デッキが強化されそう。

 見落としはあるかもしれないが、大体こんなところだろう。

 モダンというフォーマットは、3ターン目までに致死盤面が組めないカードについてはほとんど使用可能性がない。この時点で4マナ以上のカードは候補から外れるし、3マナのカードについても、《太陽冠のヘリオッド》のように明確な致死コンボが存在することが使用可能性の前提となる。

 つまりモダンでの使用可能性を検討するなら、ほぼ2マナ以下のアクションが可能なカードしか見る必要がないのだ。

 ではこれらについてさらに具体的に見ていくと、《アゴナスの雄牛》だけは実質《信仰無き物あさり》のフラッシュバックになるので発掘というコンセプトを明確に強化するものと言える。

 だがその他列挙したカードについては、既存アーキタイプ強化というよりは新たな方向性を見出すものが多く、その場合モダンの既存デッキと張り合えるコンセプトが組める必要があるので、より使用可能性のハードルが高いものと言える。

 したがって、《アゴナスの雄牛》以外はモダンで見かけることはなさそうというのが私の感想である。

Q.『テーロス還魂記』がモダンに与える影響とは?

A.《アゴナスの雄牛》が発掘に入る程度で、他はあまり影響を与えなさそうである。

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