18日目にもなってくると、さすがにブログというものがどのように生活に支障をきたしてきて、どんな部分が問題となってくるのかがわかってくるようになる。
ブログを更新するにあたり、最も時間がかかるのはいわゆる「企画」の部分である。このブログは「問」と「答」をテーマにしているので、「何を問い、何と答えるか」がボトルネックとなる。すなわち、ネタが切れてくるのである。
とはいえ、問うこと自体はその時その時に関心があるテーマを設定できる。あるいはその時にはたまたま関心のあるテーマがなかったとしても、長年関心があったテーマを引っ張り出してくるなどして2日~3日分は誤魔化すことが可能である。
問題は、「答」の側だ。たとえ関心があったとしても、考えて既に結論が出ているテーマなどそう多くはない。むしろ考えたとしても「答」が出ないことの方が通常である。逆に「答」が出ているとしたら関心事にはなりえないので、必然的にこのブログは毎日未知の航海に挑んでいると言えなくもない。
この場合、「こういう『問』をテーマにブログを書こう」と思ったとしても、いざ書いてみるとなかなか「答」にはたどり着かないので、思考に費やした時間が丸々無駄になりつつ、ブログも更新されていないという最悪の事態に陥ることになる。
これは由々しき事態である……と、このようなメタテーマを持ち出してくるようになるといよいよ終わりの始まりといった様相を呈してくるが、実は今日に限っては一つだけソリューションが導入されている。それはすなわち、「酒を飲むこと」である。
酒を飲んでいる間は、「問」と「答」の境界が曖昧になる。普段なら要求する厳格な論理性も、今だけは関係がない。
むしろ酒が入っている現状はタイピングスピードが普段の1.5倍になり、(ハードルが下がっているどころか消失しているため) 修正の頻度も少なく感じる。つまり酒=最強。
ならば毎日酒を飲んでブログを更新すればいいのではという話にもなりかねないが、さすがに酔っぱらいの戯言を更新し続けるのは数少ない読者に対して忍びない。素面の戯言と酔っぱらいの戯言のどっちがマシかというのは難しい議論だが、素面のときは戯言のつもりはないので、まだしも前者の方がマシだということにしておく。
明日の自分はこのブログを見て笑うだろうか。そうかもしれない。だが、意外と真理を突いている気がする。
根拠のない全能感。それが酒を飲むことによって得られる唯一無二の効用である。
Q.ブログを連続更新するためのソリューションとは?
A.酒を飲むこと。
◇
Today's Tune
有形ランペイジ「QUI feat.mami」