さて今回は、カードリストが出た「ストリクスヘイヴン:魔法学院」の中から、主にパイオニアやモダン視点で活躍する可能性があるカードをいくつかピックアップしたので、そちらを見ていこうと思う。
ちなみに前回はティボルトが「続唱」でバグってること以外は大きな見落としはなかったかな (それがとてつもなくデカかったが)。どちらかと言えばチキってカードを挙げすぎたというくらいで、思ったより下の環境で通用するカードは少なかった。
スーパー《ニヴメイガスの精霊》。新能力「魔技」はコピーにも反応するので、《大地の裂け目》《狼狽の嵐》が使えるモダンでワンチャン↑こんな感じのデッキ (ステップリンクスが光術士) が組めそう。
MPLプレイヤー・Paulo Vitor Damo Da Rosaのカード化。どうあがいても2マナ重くさせるマン。白単で相手の手札に干渉できる上に《不毛の地の絞殺者》や《ドラニスの判事》とのシナジーもあり、かなり嫌らしいデスタク系クリーチャーになりそう。《カマキリの乗り手》以外にも飛行の打点が欲しかった5C人間でも即戦力かも。
最低でも2マナの全体疑似「果敢」ってだけでもまあまあ言ってることバグってない?光術士→これって出したら絶対3キルするじゃん。まあ単体だとコピーを生かさない限り結局《道の探求者》程度なので所詮専用デッキのカードっぽいけど。
懐かしいね、《企業秘密》。現代マジックには《覆いを割く者、ナーセット》がいるから簡単に嫌がらせができる。それって白いカードでやることなのか?感はあるけど、なんか「白でやれること増やすわ」みたいなマローの発言があったらしいからそれの一貫なのかもね。
弱くなった「ストーム」的な能力持ちのジャイグロ。「魔技」との相性は抜群。光術士→《魔力変》連打+《変異原性の成長》で頑張れば2キルも夢じゃない! (《ティムールの激闘》撃った方が早そう)
ついに出た、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》、《精力の護符》、お帰りランドの誘発が抑制できるヘイトベア。なぜかスピリットだし1/3飛行というスタッツも良い。スピリットデッキだと自分も《呪文捕らえ》が抑制されてしまうがそれでも構わないくらいのリターンはありそう。
《否定の力》で守ってあげたくなる1枚。下環境だと《最高工匠卿、ウルザ》などライバルが多すぎるので実際は別に大したことない気もするが、ワンチャンはあると思う。
え、この時代に確定サーチ作っていいんだ???ありそうでなかったカードなので呪文コンボ系の一助になりそう。アドグレイスとかね (もう死んだけど)。
ついにカウンター呪文が《頭蓋の摘出》になったwww コンボデッキでこんなん打たれたら泣いてしまう。フェアデッキでもカードを散らす動機になる。まあ《否認》と比べて消せる範囲が意外と狭いのでサイドにワンチャンくらいだが。
《苦悶の触手》みたいな常在型能力持ってる新リリアナさん。6マナと重いので頑張って早出しすると手札がないしコントロールのフィニッシャーとしては何となく軟らかいのでどうにかしてコンボで使いたいところ。
能力多くない???まあ《僧院の導師》と比較して出てくるトークンが弱いからあれだけど、それでもプレッシャーは半端なさそう。
一度に複数枚離れても1点しか入らないのは残念だけど、何かしらの無限コンボがありそう。
感染クリーチャー+《滋養の群れ》で瞬殺できるマン。要求値が高い上に単品で機能しないので実用性はそこまででもなさそうだが、ファンデッキとしては楽しそう。
「5C人間」使い待望の2マナの疑似ヘイトベア。プレイ自体は封じることができないため、どちらかといえばジャンド系に対してアドが取れる可能性があるクリーチャーとして《不確定な船乗り》と枠を争いそう (つまり確定採用とは言えないくらい)。地味にパワーが3あるのは偉い。
《安堵の再会》が8枚になったらそれはもう「発掘」よ。しかもあちらと違って手札1枚からでも撃てるのがバグ。と、思いきや捨てないと引けないらしいです。まあそれでも色が白い以外は何も言うことがない完璧なカード。
とにかく色が噛み合っていないカード。青赤だったら最強だった (だから2マナで作れたんだろうけど)。それでもワンチャンくらいはありそう。
《突然の衰微》と《暗殺者の戦利品》と《集団的蛮行》を足して5で割ったようなカード。クリーチャーに対しては除去範囲がとにかく狭いため実質除去としては見れないが、墓地を肥やしながら置き物が割れるテンポが利点なので、「発掘」デッキのサイドにワンチャンくらいはあるかもしれない。
特に強くはなさそうだけどそこそこの能力を持ってる土地なので何かのデッキでワンチャン採用されるかもね、くらい。というかアンタップインで能力のある無色土地は常にワンチャンある。
弱いって言われてる気がするセットの割りには結構枚数挙がったな。全くピックアップしていない「履修」と「講義」に関しては、「エルドレインの王権」で出た出来事カードの下位互換という印象。「果敢」や「魔技」のカウントにできる点が強みだが、構築レベルではなさそうかなー。
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Today's Tune
Vaundy「しわあわせ」