こんなに寒いと外歩けないよ……。
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アニメの話。
◎「機動戦士ガンダム 水星の魔女」
ガンダムと見せかけた令和の「少女革命ウテナ」です。ただ話のスケールがあまり大きくならなさそうなのが不安。
◎「チェンソーマン」
めちゃめちゃクオリティ高いけど早くも12人のエンディングの順番を当てるゲームと化した。話はレゼ出てくるまであまり面白くないので2期からかなー。
◎「恋愛フロップス」
00年代エロゲ文脈のテンプレハーレムラブコメ……と見せかけたハードSF考察アニメ。作品世界が仮想現実であることは示唆されている(誰も乗っていない電車、急に増設される部屋、一瞬で変わる衣装など)が、OP映像やキャラの名前、フロップスというタイトルやEDの歌詞などから女の子たちがAIである可能性まで提示されている。エロゲーノリはきついがそれを乗り越えたら面白い設定が待っている可能性があるという点で、今期一番の期待株。あとOP曲が神。
今期の満足度は「恋愛フロップス」が化けるか次第。
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音楽の話。
米津と鈴木このみにすべて持っていかれた。
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読書の話。
8点 森博嗣「オメガ城の惨劇」(講談社ノベルス)
※※ネタバレあり、読む可能性ある人はスルー推奨※※
久しぶりの本編絡みというか、「メフィスト」のサブスク購読者用だけあってものすごいファンサービスに満ちた小説。いやー、久しぶりに完全にやられたな。もちろん何かはやってくるんだろうなーとは思ってたけど、木を隠すなら森の中というか、さすがだよ。切れ味抜群でした。
6点 吉上亮「RE:BEL ROBOTICA 0」(新潮文庫NEX)
「PSYCHO-PASS3」の脚本などを担当した吉上亮が原案、イラストレーターのMika Pikazoがキャラデザを担当したプロジェクト「レベルロボチカ」の原作小説。吉上のデビュー作である「パンツァークラウン フェイセズ」を彷彿とさせるような、「完全MR存在」「キラリティ」などの先進的なSFガジェットを散りばめたボーイミーツガールでありながらも、いまいち突き抜けきれず話題性に欠けるのは、とにかくキャラクターの魅力が乏しいことが原因ではないかと思う。
7点 古野まほろ「侵略少女 ~AXIL GIRLS~」(光文社単行本)
「終末少女」「征服少女」に続く三部作の最後。またいつものホント/ウソ系ミステリのバリエーションで、三部作の中では一番読みづらかった。ただラストはエモーショナルだったな。要するに、そういう話だったと。
5点 三月みどり「同い年の妹と、二人一人旅」(MF文庫J)
久しぶりにラブコメ系のラノベ読んだけど、すごいな。ものすごい無。まあ確かにニヤニヤしながら読めるけど、ボリューム短いし、タイトルがすべてだしで、正直商業クオリティか疑問に思うレベルだった。ラブコメっていうテーマ除いたら児童向け小説みたいな起伏のなさ。まあでも現代はこういうのが良いのかもしれない。
4冊。好きな作家3人がたまたま同じ月に新刊を出したので読書量が増えただけ。
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忙しい月があるとそれによる遅れを取り戻すのにまた1ヶ月かかるから、忙しくなる前にあらかじめスタックを整理しておこうね (当たり前)。
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Today's Tune
鈴木このみ「Love? Reason why!!」