Mythic Stompyとは、私が来週末のArenaMCQで使用する予定の (クソ) デッキである。
「Mythic Stompy」
8《森》
6《沼》
4《草むした墓》
3《疾病の神殿》
2《ロークスワイン城》
1《総動員地区》
4《生皮収集家》
4《漆黒軍の騎士》
4《楽園のドルイド》
4《クロールの銛撃ち》
4《打ち壊すブロントドン》
4《騒乱の落とし子》
4《探索する獣》
4《悪ふざけの名人、ランクル》
4《壮大な破滅》
サイドボード
4《見栄え損ない》
4《ドリルビット》
4《害悪な掌握》
3《肉儀場の叫び》
念のため断っておくが、私はこのデッキを作るためにスタンダードを1mmも練習していない。脳内でスペル部分の4×9の形を作り上げた後、使用感を確かめるためにBO1でブロンズからシルバーに上がるまで10戦程度回し、それで《黒槍の模範》が《クロールの銛撃ち》に、《暗殺者の戦利品》が《打ち壊すブロントドン》に、《どぶ骨》が《壮大な破滅》に (※2020/01/09追記) それぞれ変わりはしたものの、それくらいである。したがってMythic Stompyはほぼ純然たる脳内デッキと言えよう。
だが、脳内デッキには脳内デッキなりの脳内ロジックがある。私がこのデッキにどうしてたどり着いたのかというと、それは「タフなアグロを作りたかったから」という一言に尽きる。
攻めるデッキを使うなら《エンバレスの宝剣》を使いたいのは山々である。しかし《エンバレスの宝剣》は攻撃クリーチャーの数だけ軽くなるというその性質上、小型のクリーチャーを並べることが最大出力への近道となる。ここで、メイン戦ではお互い最小限の妨害しかしないためにその戦略はうまくいきやすいが、サイド後となるとそうはいかない。小型の横並べは《轟音のクラリオン》一発で沈んでしまう。
もちろん《エンバレスの宝剣》を使う側もそれを見越して《朽ちゆくレギサウルス》を入れたりはしている。しかし引かないとそもそも問題外だし、他にタフネス4のクリーチャーを入れられる当てもないため、どうにもチグハグな印象が拭えなかった。
そこで私は《轟音のクラリオン》が効かないタフなクリーチャーだけで攻めることができないか?という発想に至ったわけである。
理想形としてはJavier DominguezがMCⅤで使用していたグルールアグロをご想像いただきたい。しかし問題が一つあった。《むかしむかし》が禁止になったことで、グルールのマナベースはとっくの昔に崩壊していたのだ。
コンセプト上《探索する獣》は最強クリーチャーのため、緑は外せない。しかしグルールの他に緑絡みで《轟音のクラリオン》に強いクリーチャーの布陣を揃えられる色の組み合わせが存在するのだろうか?
あった。ゴルガリだ。
黒にはそもそも3マナで出せてタフネス4を持つ頼もしい存在であるところの《騒乱の落とし子》がいる。そしてもう一つ、パイオニアで散々苦しめられた《悪ふざけの名人、ランクル》は、タフネスは3なものの速攻持ちなので全体除去の返しで走るにはちょうどいい。そして能力で1点ルーズを叩き込めるので実質パワー4の飛行と、タフさは申し分ない。
かくしてこのMythic Stompyができあがった。デッキの軸はデッキ名が指すとおり、《騒乱の落とし子》《探索する獣》《悪ふざけの名人、ランクル》という3種の神話レアである。
はたしてこのクソデッキは脳内理論通りに機能するのか。
そもそも練習ゼロで臨むため、2日目に進出できる確率は万に一つもないだろうが、脳内理論のみでデッキを作れるデッキビルダーの高みに近づくための試練の一つとして、一応真剣に挑戦したい。
Q.なぜMythic Stompyにたどり着いたのか?
A.タフなアグロを作りたかったから。
◇
Today's Tune
ずっと真夜中でいいのに。「こんなこと騒動」