大分放置してしまった。忙しいわけではないのだが、特に書くべきことも見当たらなかったというのが正直なところ。
ShowcaseのSeason2はQPが足らず日常からのプレリミナリ参加の必要性を痛感したので、最近は時間ができたらMOのリーグやプレリミナリに参加している。また、その他アマプラでコンテンツを消化したりもあって、アウトプットの優先度が極端に下がっていた。
さて今回は、ネオブランドの他にいくつか触ったモダンのデッキについて雑感をまとめておこうと思う。今後も他のアーキタイプを少しずつ触ろうと考えているので、ある程度まとまったら新たに記事にする予定だ。
■ トロン
Modern League Tron
— Atsushi Ito (@matsugan) August 19, 2020
R1 UW Control 🏆🏆
R2 Vial Valakut 🏆🏆
R3 RU Prowess ❌🏆🏆
R4 5C Humans ❌🏆❌
R5 Tron 🏆❌🏆
気づいてなかったけどテンプレートは3週間前くらいから忘却石が抜けてるんだな。確かに環境には合ってそう。 pic.twitter.com/JLrGA8Wg0q
モダンに長く存在するアーキタイプではあるが、「ロンドンマリガンの採用」「《大いなる創造者、カーン》の加入」の2点がかなり大きかった。最新のアーキタイプたちと比してデッキパワーも遜色なく、環境の中でも特別なポジションを持っている。
そのコンセプトは徹底した「受け潰し」であり、手札破壊やカウンターを軸にしたデッキに対して絶大な相性差を誇る。
ミッドレンジやコントロールは環境のアーキタイプの数が増えると丸いサイドカードを採用せざるをえなくなり、結果として土地デッキ対策が取りづらくなる。そうした隙間を縫って使用する分には、これ以上ない奇襲デッキと言えるだろう。
デッキ評価:A
■ 発掘
Modern Challenge Dredge
— Atsushi Ito (@matsugan) August 22, 2020
R1 Burn 🏆❌🏆
R2 Bant Control 🏆🏆
R3 Jund 🏆❌🏆
R4 Jund ❌❌
R5 Yawg Chord 🏆🏆
R6 Tron ❌🏆❌
R7 Dredge 🏆❌🏆
R8 Crabbievine ❌❌
R4G1はトリマリ、R6G3は4マリで檻引かれて負け。適当に使っても強いデッキだけどサイドとマリガンは無限に掘れそうだな。 pic.twitter.com/5Cxfo94KvZ
《アゴナスの雄牛》の加入で速度と安定感がかなり増した。ただ土地対策と比べて墓地対策は丸いカードが多く (最近の例だと《塵へのしがみつき》)、とにかく「ついでに」で対策されやすいため、環境で薄くなるタイミングが期待できないのが悩みどころ。そして発掘というデッキはどこまでいってもサイド後は極端に不利なゲームを強いられるデッキなのである。
そうはいっても使いどころを見極められれば強力なデッキには違いないのだが、トロンと比べるとその適切なタイミングはかなり少なくなりそうな印象。ただトロンが苦手としがちな赤系のデッキに対しては逆に相性が良いこともあり、「トロンがダメそうなときは発掘」という戦略はある種の真理と言えるかもしれない。
デッキ評価:B
■ マーフォーク
Modern Challenge Merfolk
— Atsushi Ito (@matsugan) August 23, 2020
R1 RB Prowess ❌🏆🏆
R2 RU Prowess ❌❌
R3 WG Death & Taxes ❌❌
これならネオブランドの方が良かったな。 pic.twitter.com/oiB7W2DTgl
モダンの中では「すべてのサイドカードが効かないデッキ」というこれまた特異なポジションのデッキだが、それを差し引いてもデッキパワーの低さは否めない印象。
根本的に《霊気の薬瓶》からクリーチャーを並べるだけならマーフォークに限らずとも何でもいいわけで、その恩恵が大量のロードと《否定の力》程度ならば、モダンという環境にはあまり合っていないデッキとみなさざるをえない。
モダンは幅広いアーキタイプに対して速度で制圧するかもしくは適宜干渉していくかのどちらかを求められる環境である。そんな環境で中途半端に殴れるクリーチャーを出すくらいなら、きちんと干渉できる能力を持ったクリーチャーを出した方が良い。総じて「5色人間の下位互換」という評価にならざるをえないだろう。
デッキ評価:C
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Today's Tune
澤野弘之 (vo:Benjamin&mpi)「Inferno」