だらだらブログ

なんかゴミです。

【だら草056】BO1スタンダード版ティボルトの計略コンボ

 

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 さて、今回はBO1スタンダードにおける《ティボルトの計略》コンボを突き詰めていこう。

 スタンダードには「続唱」なんていう便利なキーワード能力は存在しないので、0マナのカードである《トーモッドの墓所》もしくは《石とぐろの海蛇》に自ら《ティボルトの計略》をぶち当て、もう片方の0マナカードと《ティボルトの計略》の計7枚がめくれないことを祈ってガチャを引くというのが、実現可能な中で最も上ブレが高いコンセプトとなる。

 この際、当たりは多ければ多いほど7枚のアウツがめくれる確率は低くなるので、この構成を採用する以上は土地の枚数は最低限度に絞らざるをえないが、他方でスタンダードのカードプールではたとえ2ターン目に着地したとしても絶対勝てるというほどの決定打になりうるカードはそう多くはないこともあり、「うっかりめくれて勝てるカードの範囲で」「土地2枚を引ける確率を害しない程度」というラインで切り札級スペル28枚を詰め込んだのが冒頭の画像の構成である。これならざっくり7/35≒20%で失敗になるので、外しても「5分の1引いちゃったか」と納得はしやすいだろう。

 というわけで、まずは個々の切り札カードたちの採用理由を見ていこう。

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 2ターン目にめくれたらほぼ勝つカード。《発生の根本原理》はめくれ次第だが、《精霊龍、ウギン》+αなど複数枚の切り札がめくれることもあり、どんな相手に対してもどんなターンからでも逆転しうるという夢がある。他方、《出現の根本原理》は逆転要素は少ないが、その分マウント力は極めて高い。《キオーラ、海神を打ち倒す》《樹の神、エシカ》《ニクス咲きの古きもの》の3種を提示すると大抵キオーラが戻されるので、エシカを裏面で設置して対処要求パーマネント二面という盤面を確定で作れる。

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 2ターン目にめくれたら大体勝つカード。相手に忠誠度を削る手段がなければ最速4ターン目に奥義してゲームが壊れるので相手がすぐ爆発する。ただしタフネスが高い緑系のアグロには結構突破される。

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 2ターン目にめくれたら大体勝つカード。トークンクソデカ《新緑の魔力》。隙があるのは一瞬だけですぐ破壊不能になれるようになるし、なぜか土地も縛れるので詰みが作りやすい。相手がすぐ爆発する

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 2ターン目にめくれたら大体勝つカード。何か逆転できそうな動きを見せるとそのパーマネントがパクられるし、動かなかったら動かなかったで土地がパクられるので詰んでいる。相手がすぐ爆発する

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 2ターン目にめくれたらまあまあ勝つカード。ターンが続く限り《精霊龍、ウギン》や《星界の海蛇、コーマ》を延々と引っ張ってこれるのが強みだが、ランダムなので《石とぐろの海蛇》や《樹の神、エシカ》自身がめくれ続けて間に合わずに負けることもしばしば。《ティボルトの計略》《出現の根本原理》だと「カードをマナコストを支払うことなく唱える」ので裏面で設置できる。ただし《発生の根本原理》だと両面土地と同様に表面でしか出せないのに注意。たまに《樹の神、エシカ》素出しから白マナを供給して裏面を素でプレイすることも。

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 めくれても勝たないカード。めくれて除去されると自分が爆発する。とはいえ《出現の根本原理》を切り札として採用する関係上、単色の切り札の3種類目が必要なので、どの道何らかの妥協カードを入れる必要がある。この部分を《彩色の宇宙儀》+《黄金架のドラゴン》などにする人も多い。除去されない前提で次のターンの7マナアクションを目指すなら3枚目の土地が必要になるのは一緒なので、エシカを増量したこともありうっかり3→5→7的な動きを狙って素出ししやすい《黄金架のドラゴン》に差し替えてもいいかもしれない。

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 土地構成については、「2ターン目までに場に並べる2枚の土地のうち最低1枚は占術土地であって欲しい」ので20枚のうちの半分の10枚採用。その上で「どの2枚の組み合わせで引いても《ティボルトの計略》が唱えられる」ことを最優先にした。なおこの条件だと1枚だけなら赤が出ない土地が混ざっても問題なく、デッキ全体で青と緑の要求が若干高いので、1枚だけ《神秘の神殿》を採用している。

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 最後にマリガン基準について。このデッキは4枚しか入っていない《ティボルトの計略》を最優先で引き込む必要があるので、《ティボルトの計略》がない手札は絶対にキープしないというのがまず前提としてある。《ティボルトの計略》がなければ先手は5マリ、後手は6マリまでした方が良い。

 その上で「コンボパーツ両方揃って土地1枚」はキープなので、ラインになるのは「《ティボルトの計略》含みでマリガンするパターンはあるか、あるかとすればどのラインか」になるわけだが、これについては体感的に「7枚、土地2枚のうち1枚以上が占術土地ならキープ、占術土地がなければマリガン」「ワンマリガン以降は《ティボルトの計略》+土地2枚ならその土地が何であろうとキープ」くらいかなぁと考えている。ただもしかするとダブマリくらいまでは良形を追った方がいいかもしれない。

 いずれにせよこちらの記事によれば《ティボルトの計略》だけならマリガン5回までで95%見つかるようなので、あとは死ぬ気 (と占術) で0マナカードと土地2枚を引っ張ってこよう。

 さて、こんな感じで超真面目に擦ってきたわけだが……。

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 プラチナ帯までのBO1での勝率はガチの50%ということで、残念ながらサイコロ振ってるのと何も変わらないデッキという結論になってしまった。

 170ゲーム480分は1ゲーム平均3分弱で終わってる計算 (※0マナや《ティボルトの計略》がめくれると自分が爆発して1分で終わるので) という超お手軽さがウリなのと、配信映えはするので配信者の方はぜひ使ってみてください。

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 Today's Tune

 Official髭男dism「I LOVE...」

https://www.youtube.com/watch?v=bt8wNQJaKAk