だらだらブログ

なんかゴミです。

【だら草025】ネオブランドに《グリセルブランド》は何枚入れるべきか?

 

 

 ネオブランドのデッキ構築研究に関しては世界でも私が第一人者であることは間違いないと思うが、他方で11月からこの構成を使い続けているにもかかわらず、ネオブランドを握ろうと考えた私以外の者の中には《むかしむかし》を1枚にしたり《グリセルブランド》を1枚にしようと考える者がほとんどいなかったというのは興味深い事実だ。

 では、実際のところネオブランドに《グリセルブランド》は何枚入れるべきなのだろうか?

 まずは2枚にした場合のメリットを考えてみよう。2枚にした場合、「1体目が捌かれたときに2体目を出すというオプションが生まれる」「1枚引いても負けが確定しない」という2つのメリットがある。

 だが、前者については《流刑への道》の使用率がかなり低い現状、そもそもそのシチュエーションの発生自体がレアケースである。

 そして後者についても、実は「《グリセルブランド》が手札に来る確率が上がる」というデメリットとコンパチであることに留意しなければならない。

 《グリセルブランド》1枚の場合、4枚のドローで《グリセルブランド》を引く確率は約7.5%。これが2枚の場合だと、約14%にまで跳ね上がる。

 そしてこのデッキの場合、たとえ即死ではないにせよ、《グリセルブランド》が手札に来ることはコンボ成立に対する大きな障害となる。なぜなら、本来余った手札すら「緑のカード2枚追放」の材料になるはずのところ、《グリセルブランド》ドローは完全なる無駄引きとなってしまうからだ。

 そう考えると、7%の即死のリスクより、本来緑のカードにできるはずのスロットが2枚目の《グリセルブランド》になっていることで勝利を逃すリスクの方が大きいと考えることは必ずしも非合理的とは言えないだろう。

 もちろん、「引いたら即敗北」というカードがデッキに入っているのを構築上ケアしない理由はない、と考えるのが多数派であることは理解している。

 しかし一つだけ言えるのは、《グリセルブランド》を2枚入れることも実はノーリスクではなくリスクテイクに過ぎないのであり、たとえそれがゲームの敗北という重すぎる結果を避けるためだとしても、その判断は決して自明ではないということだ。

Q.ネオブランドに《グリセルブランド》は何枚入れるべきか?

A.少なくとも私は、2枚入れてコンボの成功率が下がるというリスクを取りたくはない。

            ◇

 Today's Tune

 Aqu3ra feat.Flower「シックス・フィート・アンダー」

https://www.youtube.com/watch?v=8JJXEhqkjZA